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#つぶやっきー

境界線の向こう側で 忘れ去られ 終わる定め
そう知りながら 屈服することを 許さぬあの声は
かつての戦友か おのれの心か....
イスラエルのガザ侵攻がはじまってから、 やたら頭をよぎるのが「86-エイティシックス」の曲。
「境界線」。
ロシアのウクライナ侵攻の予告的アニメだったんだが、
当時はさほどでもなかったのに、 いまになって心に響いてくるのは、
民族主義、差別思想といった、 作品の根底に流れるテーマにくわえ、
やっぱ境界線の向こう側の86区とガザ地区が、 重なっちゃうからなんだろうな。
☆86-エイティシックス~境界線
「86-エイティシックス」は86区の有色種のこと。
白系種が8割を占めるサンマグノリア共和国は、戦時特別治安維持法によって彼らの市民権を剥奪。 共和国(全85区)の外側に強制移住させ、帝国のAI兵器レギオンの盾とした。
制御AIの開発に失敗した共和国が、彼らに与えた有人兵器がジャガーノート。 通称「無人機」。
「86-エイティシックス」は人間ではなく、家畜。 だから無人機。
それは共和国の民族浄化政策だった....。
今日21日、イスラエルとの停戦合意に近づいているという、ハマス指導者の声明が報じられた。
もし明日、ニギハヤヒの日にそれが実現すれば歓迎すべきニュースだ。
もちろんイスラエルが占領を解くかどうかは不透明だけどね。
ロシアのウクライナ侵攻のときあれほど盛り上がってたこの国も。 マスコミも、人々も。
イスラエルのガザ侵攻に関しては、さほど興味も危機感もないように思う。
僕にはどうしてもそれが、サンマグノリア共和国の国民の姿とカブる。
彼らは「86-エイティシックス」たちの死が滅亡の予兆だとは、まるで考えてなかったからだ。
まあほとんどの人は耳を貸してもくれないだろうけど。
シクミ的にはウクライナの戦争はあくまで国際社会レベル。 つまり人間レベル。
でもガザ侵攻は、地球と対応する。
かつて2014年のガザ侵攻のとき、僕はこうお伝えした。
>ガザはガーゼの語源。 ガザ地区は、傷ついた地球のガーゼを意味する。
と。
2014年といえば、ウクライナではユ-ロマイダン。
ロシアがクリミアを併合。 ウクライナ東部では紛争が勃発した。
去年のロシアによるウクライナ侵攻の、そもそもの発端だ。
つぎに起きたのが、イスラエルの境界防衛作戦だった。 すなわち、ガザ侵攻だ。
ウクライナとガザ。
わかってもらえると思うんだ。 2014年が、いまの雛型だったんだって。
ってことは、今後を予測する上でだいじなのは、そのあとなにが起きたかってこと。
イスラエルが地球のガーゼを攻撃した翌年、2015年。
母なる地球の日の大噴火と、母なる大地の神の山チョモランマの大地震。
母島の小笠原諸島西方沖では、世界最大規模の超深発地震が発生。 黄泉の大地母神イザナミによる、列島大攻勢のはじまりだった。
そう。 これがこの先の雛型。
現在、2014年(クリミア侵攻)に輪をかけたウクライナ侵攻が起き。 あのときよりはるかに大規模なガザ侵攻が起きてるように。
2015年を上回る地球規模の変動が起きる。 おそらくガザ地区の破壊規模に対応するカタチでだ。
イスラエルのネタニヤフがガザ地区全土を占領するつもりなら、その反動は計り知れないものになると思う。
2015年当時僕は、「母なる地球は新たなステージに入った」と書いた。 もちろん人類と文明にとって好ましくないさらなる段階へとだ。
それはたとえば、この北半球平均気温偏差のグラフにもしっかりあらわれている。

矢印が2015年。 ジャンプアップしてるのわかるよね。
以降、世界各地で加速度的に異常気象が多発。 ことしついに国連事務総長をして、「地球沸騰化の時代」と言わしめるに至った。
観測史上最高温となったことしの世界気温がさらにジャンプアップするのも確実だ。
これも2014~15年の再来ってひとつの証明だし、母なる地球がさらなる破滅的ステージに入ったってことを意味する。
もちろん気候だけじゃないよね。
ガザのハマスによるイスラエル攻撃とアフガニスタンの地震がなんで連動したのか、その意味を考えてみてほしい。
11月20日に大噴火したパプアニューギニア・ニューブリテン島のウラウン山が、サインでなければいいんだが。 「ラバウル富士」とも呼ばれるだけにね。
ガザ地区は天地創造の神と、民族と領土からなる「父なる十字」の歴史的カルマ。 そのもっとも象徴的な物語フィールド。
キリストは父なる神のタテ軸のもと、十字のヨコ軸を変えようとしただけなんだけど。
それを根こそぎ覆し、「母なる十字」に変えようとしてるのが地球母神イザナミなわけでさ。
そのガザに、よりにもよって「オワリのはじまり」の日にイスラエルが侵攻したのにはほんっとどげしょーもない人類のカルマ、その救いようのない重さを感じるし。
僕らはガザ地区の惨状を、僕ら自身のオワリのはじまりとしてマジに受け止めるべきなんだと思う。
遠い異国の出来事などではなく、サンマグノリアの「86区」のように、自国の境界線のすぐ向こう側で起きてる切迫した事実。
すぐそこにある危機としてだ。
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テーマ:神話と事象 ジャンル:学問・文化・芸術
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