6月16日、大阪府吹田市の千里山交番で警察官が刺され、拳銃を奪われる事件が発生した。
交番がある霧が丘の隣には、星が丘と月が丘の地名。
天御中主神のワード「月星」だ。
この地域の産土は、佐井寺の式内伊射奈岐神社。
主祭神は、父なるイザナギ。
第22代雄略天皇(5世紀)の時代に、伊勢斎王の指示で祀られた古社である。
社伝では斎王は倭姫(やまとひめ)ってなってるけど、時代設定がむちゃくちゃで、雄略と第11代垂仁天皇をまちがえたか、ほんとは倭姫ではなく、雄略の皇女で斎王だった稚足姫(わかたらしひめ)のことだろう。
(後者だとしたら自殺した斎王なので、社伝に名をあげるのがはばかられたのかもしれない)
延喜式には、摂津国島下郡伊射奈岐神社二座となっていて、吹田市山田東にも伊射奈岐神社がある。
こちらの主祭神は、母なるイザナミだ。
つまり吹田市の千里丘陵南部は、イザナギとイザナミの神域にわかれていて、事件はイザナギの神域で起きたことになる。
父なる伊勢。
父なるイザナギ。
父なる国家権力=警察。
そして、火器=拳銃。
4月のノートルダム大聖堂火災から顕著になった、「父なる火の禊」への流れが誘発した事象なのはあきらかだ。
ただし大いに問題なのは、事件が父なるイザナギの事象でも、「火の禊の十字」のオオナムチの事象でもないという点。
伊射奈岐神社の由緒では、はじまりが第22代雄略天皇22年となっていて、「22」が強調されている。
「22=夫婦」だ。
「夫婦」はイザナギではなく、イザナギに裏切られたイザナミの事象ワードである。
これ、前回の『国生み第2波と、9人死傷暴走事故(1)』の種あかしになっちゃうんだけども、この「夫婦」のワードがきわめて深刻なレベルで示されたのが、6月4日に福岡市早良区で起きたエスティマの暴走事故だった。
オオナムチの事象とはあきらかにパターンがちがう。
たとえばおなじ老夫婦でも、東池袋で暴走したエリートじじい夫婦はぴんぴんしてるよね。
早良区の事故で亡くなったのは、被害者ではなく暴走車の「夫婦」自身。
それはあの事故がまさにイザナミの事象だから。
おおもとの事象源は、早良王国の信仰対象だった飯盛山。
祀られる神は、イザナミである。
早良平野全体がイザナミの土地で、事故現場を川向うから見下ろすのも愛宕神社。
祭神はイザナミとカグツチだ。
あきらかに国生み第2波によって引き起こされた事故。
「国生み第2波と...」ってタイトルにしたのは、そういうわけ。
オオナムチが「父なる火の禊」の流れで事象をバンバン起こしてる分にはまだ巨大災害への不安はなかった。
すくなくとも緊迫感は薄かった。
だがこれからは、「父なる火の禊+国生み第2波」。
いつ巨大地震が起きてもフシギではない。
ということになる。
なので暴走事故の翌日には「南海」キャンディーズが、さらに6月6日には「恐怖のホタカ」が示された。
恐怖のホタカ=恐怖の志賀大神だ。
南海キャンディーズの山ちゃんと、丸山穂高議員の「山」つながりが示すとおり、古代海人族安曇氏の祖神「志賀大神=ホタカ」は海の神(志賀海神社)というだけでなく、北アルプスの山の神(穂高神社)でもある。
その主要アイテムは、潮満と潮干の珠。
すなわち、「津波」だ。
南海キャンディーズ+恐怖のホタカ=南海+恐怖の津波、ってわけ。
5月25日のトランプ来日+千葉県北東部震度5弱(祖母神社)によせてこう書いた。、
>国生み第二波が自然災害だけでなく、"父なる火の禊"をともなう可能性をも念頭に
おいて、今後の事象を注視していかなければならない。
その危惧が、6月4日の早良区9人死傷暴走事故で、現実のものになっちゃったんだよね。
「9」は、九星=天御中主神をあらわす。
イザナミのバックにいるのは、天御中主神だ。
またの名を北辰妙見尊星王。
「恐怖のホタカ」の翌日、6月7日、穂高神社の安曇野市で殺人未遂事件が発生と、コメントいただいた。
犯人の名は、臼井。
臼井氏はフクシマの奥州相馬氏とおなじく千葉氏の支流で、家紋は九曜=九星。
中世、北辰信仰のもとに隆盛を誇った千葉氏の「月星」とともに、天御中主神のキーワードである。
「恐怖のホタカ」の翌日にはもう、ホタカの地元で「志賀大神+天御中主神」の事象が発生している。
いまさらいうまでもないと思うけど、かつてこの組み合わせで起きた最悪の事象が、フクシマだ。
6月16日の「父の日」を狙って、吹田市の千里山交番で起きた事件は佐井寺ではなく、山田東の伊射奈岐神社の事象。
すなわち、早良区の事故とおなじ、イザナミの「国生み第2波+父なる火の禊」の流れ。
近くに月が丘と星が丘の地名があるのも偶然ではなく、それをバックアップする天御中主神の「月星」をあらわれだろう。
だとしたら犯人は北に逃げたなと思った。
国生み第1波の大阪北部地震(去年の6月18日)の事象源でもある、能勢妙見山方面にだ。
妙見=天御中主神、である。
昨日6月17日、事件は急展開を迎えた。
早くも容疑者が捕まった。
吹田市の北に位置する箕面市の外院3-37の山中だという。
箕面で逮捕されなかったらそのまま北上して能勢妙見山まで行ったかどうかはわからない。
ただ事件は確実に、早良区の暴走事故とつながっていた。
それは容疑者の名まえからもあきらかだ。
コメントいただいたけど、僕もほんとビックリしたよ。
その33歳の犯人の名が、「飯森」だったからだ。
『国生み第2波と、9人死傷暴走事故(1) 』で紹介したばっかだったもんな。
おなじ「いいもり」の飯盛山を。
しかも、飯森氏は信濃の仁科氏の支流で、そのルーツは穂高神社の安曇野ときている。
「恐怖のホタカ」ともつながってるわけだ。
意識不明の重体となっている千里山交番の警察官は、2017年に大水害があった福岡の朝倉市の出身。
(あの九州北部豪雨災害は月黄泉のご神体とつながっている)
お名まえは古代大和の豪族、巨勢(こせ)氏に由来。
早良の佐和良臣や、生駒の平群氏とおなじ武内宿禰の子孫だ。
『国生み第2波と、9人死傷暴走事故(1) 』との共通要素がこれだけ出てくるのは、事件がまぎれもなく「国生み第2波+父なる火の禊」の流れで起きた、イザナミの事象だということ。
国生みの第1波として去年の6月18日に発生し、年末恒例の今年の漢字「災」の先駆けとなった、大阪北部地震に対応する第2波の事件だということだ。
これまでイザナミはこのテの事件や事故には直接かかわってはこなかった。
すごい変化だ。
吹田市の事件が早良区の暴走事故とおなじく、単に天地人の「人」だけでなく、「地」にもつながる切迫した事象なんだと、みなさんにもわかっていただけたらと思う。
もうこれ以上なにも起きないことを、ただひたすら祈るばかりだ。
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2019.06.18 / Top↑
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