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この記事のみを表示するサートゥルナーリア~2011年の再来?

競馬

憶えてくださってる方もいるかもしれないない。
去年アーモンドアイが牝馬クラシック三冠を達成したとき、こんなふうに書いた。

>この牝馬三冠もまた「2010年の再来」の流れ。
>もしこれが「2011年の再来」へとつづくなら、来年は牡馬にクラシック三冠馬が誕生することになる。

先月15日、2011年に大地震が起きたニュージーランドのクライストチャーチで過去最悪の銃撃テロが起きたように、「2010年の再来」の流れはしっかり「2011年の再来」へと移行してるようだ。

ならばことしは2011年のオルフェーヴル以来となるクラシック三冠馬が誕生することになる。

その第一弾である皐月賞(G1)が、熊本大地震から3年後の4月14日、千葉の中山競馬場で行われた。

1番人気のサートゥルナーリアは、単勝1.7倍の一本かぶり。
前走で2歳G1ホープフルSを勝ったとはいえ、まだ戦歴は3戦。
おまけに休養明けのぶっつけ本番で、年明け3歳になってまだ一度も走っていない。
こういう場合、けっこうコケたりするものだ。

もしかして「2011年の再来」はないのかな?
これは大穴党の出番か?
と、かすかな期待を抱きつつ、JRAのサイトでG1ヘッドライン(レースのキャッチコピー)を確認して、やっぱダメだこりゃと苦笑した。

三冠の始まりに新たな勇者が歴史を動かす。』

まんまだ。
まさに「2011年の再来」を告げるキャッチコピーである。

おまけにサートゥルナーリアは12番ゲート。
2011年のオルフェーヴルの皐月賞とおなじ馬番。
かんぺき事象の流れに取り込まれとるがな。

結果はいうまでもなく、サートゥルナーリアが優勝。
最後の直線走路で7番のヴェロックスに接触し審議のランプが点って確定までに時間がかかったが、ぜったい進路妨害で降着にはならんよなと思ってたし、じっさいおとがめなしだった。

まあ、事象の流れを否定、拒絶することなんてだれにもできない。
すくなくとも僕ら人間には。
たとえJRAが収益のために8年ぶりの三冠馬を演出してるとしても、それもまたシクミの掌(たなごころ)の上だ

3連単は12-7-4。
人に、無し。

選択権は、僕らにはない...。

サートゥルナーリアはアーモンドアイとおなじ、北海道胆振東部地震のノーザンファーム。
馬名の由来は、古代ローマの祭り。
キリスト教の公現祭の起源、元ネタだそうだ。
だとしたらこの優勝は、確実にクライストチャーチの事件とつながってることになる。

もちろん神戸の「世界一おろかなクリスマスツリー」とも、タテのラインが東日本大震災に対応した「ミロク(救世主)の犠牲の十字」ともだ。

サートゥルナーリアは、古代ローマの農業神サートゥルヌスの祭り。
サートゥルヌスは英語では、サターン。土星。
ギリシア神話のクロノスと同一視される。

主神ユピテル(ゼウス)の父だが、大戦争の末に巨人神族ともどもユピテルに滅ぼされ、冥界に封印された前時代の主神である。
十年にわたるその戦争の原因は、有名なゴヤの絵画『わが子を喰らうサトゥルヌス』に描かれているとおり。
まるで『進撃の巨人』のワンシーンだ。
ことし1月、千葉の野田市で父親による心愛ちゃん虐待死事件が起きたとき、あのゴヤの絵を思い出したのを憶えている。

主神の座を子に奪われるという予言を信じて、わが子をつぎつぎと喰らったサートゥルヌスだが、じつは人類にとっては幸福な黄金時代だった。
その太古の黄金時代を再現したのが、カルタゴとのポエニ戦争の敗北を機にはじまったサートゥルナーリア祭。
サートゥルヌスの祭りだ。
祭りの期間中だけサートゥルヌスは冥界の封印を解かれ、地上に出ることができた。

サートゥルヌスの黄金時代は、僕的には縄文の黄金期を思わせる。
もしくは国常立尊(くにとこたち)の常世国(理想郷)。

神々の裏切りによって艮(うしとら)に幽閉されたといわれ、大災厄の艮の金神とも同一視される国常立尊だけど、古代の常世国信仰=たとえば垂仁天皇の命でタジマモリが非時香菓(ときじくのかくのみ)を探しに行ったような=は、サートゥルヌス信仰とも通じるものがある。

もちろん事象的に問題なのは、現代の僕らと僕らの社会にとっては、「常世国=理想郷」ではなく、あくまで「常世国=黄泉」だという点なんだけどね。

艮に幽閉された国常立尊。
黄泉に封印されたイザナミ=縄文。
国生み開始の直前、去年の4月9日に発生した島根県西部地震(大田市震度5強)は、イザナミの「国常立宣言」だったよな。

おそらくサートゥルナーリアはそういう流れをくんだ事象馬。
その「2011年の再来」的優勝が意味するのは、いよいよ来るべきときが来たってことだろう。

サートゥルナーリア祭のサートゥルヌスのように、国常立尊の封印が解かれた!?

二着の7番ヴェロックスは、ラテン語で「素早く」という意味。
三着の4番ダノンキングリーは、冠名+「王にふさわしい」。

半月後に迫った、88皇太子の天皇即位とも通じるよね。
令和時代って、サートゥルナーリアな時代になるのかもね。

ちなみにサートゥルナーリア祭のキーワードは、渋谷のハロウィンとおなじ「バカ騒ぎ」。
そして、「社会秩序の逆転」。
いわば王様ゲームみたいな。
そうやって市民は、権力も階級も戦争もなかった黄金時代を再現した。
もちろんサートゥルヌスへの生贄を代償としてだ。

逆に、そうした風潮への国家的反動としての「令和」となる可能性もあるかな。
大正デモクラシーや昭和モダンやデカダンスのあとの、治安維持法や国家総動員法みたいな。

まあいずれにしても、今回のサートゥルナーリア優勝には個人事象の「着信あり~7511」とおなじ印象を受けた。
ああ、いよいよ来るべきときが来たんだなって。
そんなカンジだ。
大震災の再来もふくめてね。

あの事故が中山競馬場とおなじ船橋市だったのは偶然かもしれないけど、事象源が香取神フツヌシなら、1stステージで東日本大震災と対応したタテのラインに対する、「ミロクの犠牲の十字」のヨコ=藤原氏R369ラインとみごとにつながってることになる...。


                                          2019.4.16
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テーマ:神話と事象
ジャンル:学問・文化・芸術